平成17年度知事部局タクシー利用状況分析結果

★この事案は平成18年10月31日、岡山県知事宛「申入書」として提出した★

1 開示経過

  県行政情報公開条例に基づき平成18413日公文書開示請求を行い、平成18427日、
企画振興部
7課と農林水産部10課の公文書開示を受けた。全部署については文書量が多いため、
任意に2部署を選択し分析のサンプルとした。2部署以外の使用金額は、行政情報公開班より
情報提供された。

2 集計結果

@   部署別支出金額

 部  署

執行課数

執行金額(円)

金額構成比%

 備考

農林部

   10

 3,241,490

 32.65

 精査

産業労働部

    8

 1,903,090

 19.17

 

土木部

   13

   1,369,240

   13.79

 

企画振興部

        7

     946,910

    9.49

 精査

生活環境部

         9

     622,900

    6.27

 

保健福祉部

         8

     576,480

    5.81

 

国体・障害者スポーツ大会

      4    439,870

4.43

 

総務部

     8    421,890

4.25

 

知事室

      2    342,460

3.45

 

政策審議会室

      1     45.000

0.45

 

出納局

      2      19,130

     0.19

 

合    計

     72

    9,928,910

  100.00

 

A    農林部、各課執行金額

  課  名

 金 額(円)

件数

千円以下

千円以下%

農政企画課

 118,910

113

 69

61

組合指導課

 153,860

169

121

72

農業経営課

 213,790

219

160

73

生産流通課

 430,860

499

428

86

畜産課

 1,007,280

1079

874

81

耕地課

649,520

723

639

88

農林振興課

493,810

572

505

88

水産課

89,380

 62

 36

58

林政課

42,410

 32

 22

69

治山課

41,670

 42

 32

76

合   計

3,241,490

3,510

2,887

82.25

B    企画振興部 各課執行金額     

企画振興課

  88,230

75

54

72%

統計管理課

  33,990

35

22

63%

地域振興課

  89,910

114

103

90%

情報政策課

  124,670

81

33

41%

国際課

  220,320

190

103

54%

航空企画推進室

  160,810

169

128

76%

市町村課

  228,980

188

109

58%

合   計

946,910

852

552

64.79%

3 料金支払いの流れ
タクシー使用料金の支払いはクレジットカードと記入式チケットの2種類で行われる。
クレジットカードは運転手がインプットして使用日時・区間が記録される。
チケットは使用者が記入し、運転手に渡す。使用金額は岡山県タクシー興業(株)に集められ、
各課に毎月請求される。使用者は「乗車券使用伺簿」に使用年月日・行き先・使用目的・
使用者・金額を記入し、決済(課長・庶務担当者)を受ける。

4 分析結果

「農林部」
当該課の中で畜産課・耕地課に多々問題が見受けられる。

<畜産課>
      1)        伺簿は月合計され、請求書との差額もなく、管理状況はよい。
      2)        行き先、使用目的は記載不足で、用務内容が分からない。
      3)        畜産用務の性格上、深夜・早朝用務の場合は、時刻や自宅直帰など明記すべき。
      4)        チケットとカードの併用。カード分は請求書の経路が未記入で掌握不可。

<耕地課>
1) 伺簿は連月記入(日付順になっていない)され、月合計もされておらず、
   管理が極めてずさんである。

2) 請求金額と伺簿の金額が合っている月は皆無で管理状況が非常に悪い。
3)        請求金額と伺簿合計金額の差額内訳は複雑怪奇(未請求・未記入・誤記など多数)
   で、請求書との照合が全くなされていない。

4)        伺簿伺簿金額より、請求金額が年間25,290円も上回っているが、特に伺い簿未記入
   が多い点は問題で、公務での利用が確認できない。

5)        県庁〜市場のタクシー使用が、全体のほぼ半数を占めている。自転車の使用を
   考えたらどうか。

6)        今後、伺簿の記入を厳守し、請求書との照合をきちんとおこなう。

「企画振興部」
 1)        県庁〜岡山駅間の利用が目立つ。市電利用をすべきである。
 2)        岡山空港行きも多く、リムジン利用であれば680円で済むが5300円もかかる。
 3)        天満屋や中銀本店などもタクシー利用しているが、徒歩が嫌いなのか。
 4)        請求書で、使用者記入が貼り付けているが、極めて「悪筆」で読みづらい。明確に記入すべし。

<結び>

職員のタクシー使用を否定しないが、公共交通機関や自転車に変えても十分な事案が多い。それは、
本集計にあるごとく
1000円以下の短距離使用が農林部全体の82%、企画部では65%が示している。

17年度の総執行金額は約1000万円だが、使用者職員が些細な金額でも「血税」を使うと言う意識を
再確認すべきであり、今回の分析は、
11執行部局中2部署だけだが、他部署も大差ない執行と思われ、
総額の
70%は削減可能であると思われる。財政逼迫のおりから、僅かなことが節約できないで、どうし
て大きな財政改革ができるだろうか、改めて提言する。

<完>

         06.10.12

       文責:重田龍三・須藤暁子