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議員名 |
−欧州諸都市行政視察団― (議員6名、事務局1名) 鷹取清彦(団長)、礒谷和行(副団長)、田口裕士(幹事)、安井聡、浦上雅彦、小川信幸 (政隆会6名全員) <随行者> 議事課・課長補佐 中野光 |
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視察期間 |
平成16年4月12日(月)〜4月20日(火) (9日間) |
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視察先 |
イタリア(ローマ)、スペイン(バルセロナ)、フランス(パリ) |
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視察目的 |
「農業」「環境・ごみ処理」「都市計画」の行政事情調査 |
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分析結果の評定 |
D |
旅費合計 |
3,493,980円 @499,140円 |
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委託旅行業者 |
鰍iALトラベル西日本岡山支店 |
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(報告書完成)平成16年12月 100部 (報告書作成費36,750円、1部当り@367円、一人当り@5,250円) <まとめ> 1.A4版41ページの詳細な報告書は、全体として纏まってはいるが、日本や 2.なお、議長から委嘱された視察目的(農業・環境・ごみ処理、都市計画)に、敢えて芸術・文化や市民の生活環境を視察テーマに加えているが、日程的に見ると、都市景観、美術館、公園など、実質的には観光・見学である実態を、意図的に視察調査テーマとして取り入れ、これを糊塗した観は否めない。 3.視察テーマ別の報告は、それなりに理解できるものの、なぜ会派全員が視察旅行に参加したのか、半ば会派の懇親・観光目的の海外旅行である。 4.多額の公費を費消しての旅行であるから、参加議員の全員が、個別に感想などを報告書に記述して、市民への説明責任を果たすのが当然であろう。ただし、礒谷和行議員が副団長として特別寄稿の形で報告をしている。 5.議長をはじめ、議員・議会事務局員等による大袈裟な視察団送迎の慣習は廃止すべきである。 6.視察日程には、移動に要した時間のほか、訪問先における視察に要した時間も記録すべきである。 7.報告書の終わりに、「正副議長、市長、議員の皆様方並びにお世話くださいました各国大使館の方、関係各位に心からお礼を申し上げます」と謝意を述べているが、市民へこそ真っ先にお礼を述べるべきではなかろうか。このことからも、議員の海外視察の姿勢が如実に示されている。 8.視察成果が、果たしてどのように <視察内容> 1. 農業 (1)フランス・シャルトル市の農業会議所 ・EU有数の農業国フランスの農業政策についての調査であるが、 ・この程度の調査なら、現地訪問以外の方法で調査可能である。 (2)イタリア・ローマ市のオリベラ農園 ・企業的な多角経営形態や後継者不足対策などについて、視察の成果 を期待したい。 (3)農業政策の視察としては、食料自給率に関する問題意識が低い。 2. 環境問題 (1)スペイン・バルセロナ市のカタルーニャ廃棄物センター ・詳細な報告はよく纏まっており、Q&Aの内容も概ね納得できる。 ・廃棄物に関しては、生ごみのコンポスト化に関心が集まっているが、産業廃棄物に対する関心がいまひとつ弱い。事前学習の不足だ。 (2)同上 リサイクル工場 ・コスト高の工場ではあるが、生ごみ等のコンポスト化やメタンガス再利用など、地球温暖化防止のための配慮は参考にしたいもの。 3. 都市計画 ☆ スペイン・バルセロナ市(都市開発部) ・市民協同の街づくりのあり方は大いに参考になろう。調査の視点は概ね納得できる報告内容。ただし、歴史や生活環境を軽視して石の文化に感嘆し、わが国の木の文化を卑下するような感想は納得できない。 4. 文化・芸術、生活・環境等 (1)オルセー美術館(パリ)、ピカソ美術館(バルセロナ) ・美術館鑑賞の域を出ない。観客の動員数に驚くのは論外。 (2)ボルゲーゼ公園(ローマ)、複合型ショッピングセンター(ローマ) ・単なる見学・観光・ショッピングのレベル。 |
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議員名 |
−北欧諸国都市行政視察団― (議員9名、事務局1名) 伏見源十郎(団長)、太田武正(幹事)、三宅員義(副幹事)、土肥啓利、吉本喜一、若井達子、三木亮治、成本俊一、太田正孝 (新風会13名中の9名) <随行者> 事務局次長 松本正子 |
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視察期間 |
平成16年5月8日(土)〜5月15日(土) (8日間) |
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視察先 |
ノルウェー(オスロ)、スウェーデン(ヨーテボリ、ストックホルム)、フィンランド(ヘルシンキ、エスポー) |
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視察目的 |
「福祉」「都市計画」「都市交通」の行政事情調査 |
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分析結果の評定 |
D |
旅費合計 |
4,966,200円 @496,620円 |
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委託旅行業者 |
潟Vモデンツーリスト |
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(報告書完成) 平成16年12月 100部 (報告書作成費49,350円、1部当り@493円、一人当り@4,935円) <まとめ> 1. 視察報告書は、A4版56ページに及ぶが、そのうち、参加議員全員と随行 者が、当然とはいえ、個別に視察報告を記述している姿勢は良い。 2. 北欧三国を訪問したいとの願望があったのか、日程的にはややタイトになっているが、調査内容に的を絞った中身の濃い視察であるべき。 3. 報告内容は、視察先の説明に重点を置いているが、市政への提言が乏しい。 4.
予め、日本や 5. 全体として、実質視察時間は約10時間。費用対効果は如何ほどのものか。 6. 関係各位だけだはなく、市民へも感謝の意を表明すべきである。 <視察内容> 1.クライシスセンター(ノルウエー・オスロ市) ・ に50箇所もあるクライシスセンターの運営実態は大いに参考にしたい もの。「政治家が動かないのなら私たちがやる」と語ったスモーダルさん の心意気を、視察議員団はどのように受け止めたのであろうか。 2.都市再開発(スエーデン・ヨーテボリ市) ・「市民の税金は1クローナも使わない」という開発理念は、 3.高齢者福祉対策 (1)サービスハウス(スエーデン・ストックホルム市) ・市街地の中心部にある施設とは羨ましい。予算は市から経営は民間とは (2)高齢者センター「クッサン・カルタン」(フィランド・ヘルシンキ) ・ヘルシンキ最大の施設、入所者600人、職員430人とは、 4.保育行政・保育園視察(フィランド・ヘルシンキ) ・午後10時まで預けられるとは、男女共同参画社会のお国柄の反映。 5.盲導犬訓練学校(フィランド・ヘルシンキ) ・視察報告書によると、フィランドの人口522万人視覚障害者1万人、盲導犬210頭、盲導犬の対障害者比率は2.1%とか。一方わが日本は、当会の調査によると、人口1億27百万人、視覚障害者約30万人、盲導犬は約900頭で、同比率0.3%。先進国の中では日本の盲導犬数が極めて少ない(例、ドイツ1万頭、イギリス4千頭、以上インターネット調査)。わ ・折角の視察であるから、予め日本や 検討して、盲導犬対策について、その是非や改善提言などを取り入れた報 告を行うのが議員の視察姿勢というものであろう。 ・盲導犬育成に触れた議員の個人報告がほとんど見られないのは、議員の関心が高くなかった結果であり、盲導犬訓練学校の視察目的が不明確のうえ、事前調査も不十分と見受けられるため、本件の視察調査の価値があったのかどうか極めて疑問である。 |
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議員名 |
―北米諸都市行政調査団― (議員5名、事務局1名) 団長・楠木忠司(市民ネット)、幹事長・柴田健二、和氣 健、藤原頼武、松島重綱(以上新風会)、 <随行者> 議事課主幹 佐藤武 |
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視察期間 |
平成16年5月10日(月)〜4月17日(月) (8日間) |
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視察先 |
アメリカ(サンノゼ、サンフランシスコ)、カナダ(バンクーバー) |
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視察目的 |
「公共交通」「福祉」「再開発」等の行政事情調査 姉妹都市サンノゼ市の日本友情庭園の新門落成式に出席 |
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分析結果の評定 |
E |
旅費合計 |
2,946,720円 @491,120円 |
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委託旅行業者 |
名鉄観光サービス |
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(報告書完成) 平成16年12月 100部 (報告書作成費51,450円、一部当り@545円、一人当り@8,575円) <まとめ> 1. 視察報告書は、A4版50ページに及ぶ労作であるが、殆ど観光宣伝文の羅列に終始している。ただ、視察先ごとの所見(視察団としての纏めか)がある点は評価できる。 2. ただし、参加議員の全員が、個別に視察報告を記述して、納税者かつ主権者である市民への説明責任を全うすべきである。 3.
今回の視察旅行は、 4. 「百聞は一見に如かず」と主張しているが、ただ見ればよいと言うものではあるまい。百聞も一見も、その質と費用対効果が問われる。 5. 全般的に視察先の説明は詳細であるが、先方のホームページで十分に認識できる。視察の成果をどのように市政へ反映するのかの報告内容が貧弱。 6. 「関係各位にお礼を申し上げる」と報告書を結んでいるが、納税者である市民へこそ、まずは謝辞を述べるべきであろう。 <視察内容> 1. サンノゼ市 (1)州立大学マーティン・ルーサー・キング図書館 ・図書館の概要説明が主で、この視察で何が参考になったのか、所感にその記述が無い。これでは単なる見学。 (2)ザ テックミュージアム(博物館) ・第三セクターの運営が参考になったとか、シリコンバレーの誕生からの 解説は詳細であるが、「あなた」と言う二人称表現が頻繁に出てくる。宣伝用カタログ丸写しのごとき主体性の無い文章の羅列に終わっており。単なる見学の域を出ない。 (3)サンノゼ市議会ミーティング参加 ・日本友情庭園の新門落成に (4)日本友情庭園の新門落成式出席 ・落成式の模様は詳しい。 2. サンフランシスコ市 交通機関試乗、ゴールデンゲート・ブリッジ、アルカトラズ島(元要塞、刑務所跡)などなど、まさに見学・観光の観。 3. バンクーバー市(カナダ) (1)ナショナル日系博物館・ヘリテージセンター ・日本人移民が幾多の困難を克服し、福利向上や日本文化維持のため、積極的に活動している現状を見習いたいとしている。 (2)トランスリンク(公共交通機関)、スカイトレイン(無人交通システム)試乗。 (3)新渡戸記念公園とブリティッシュ・コロンビア大学の見学 (4)グランビルアイランド(工場跡地の再開発地) ・どのような施策で再開発に成功したのか、その考察が無い、単なる見学でなく、岡山操車場跡地整備、西大寺カネボウ跡地などの遊休地整備事業や駅元再開発事業などとの関連での所感が見られないのは遺憾。 (5)掲載されている写真は、主として観光施設と議員団の記念写真ばかり。 |
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