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岡山市議会政務調査費住民訴訟(平成19年度分)弁論終結

平成24年2月21日(火)、岡山地方裁判所第2民事部合議係で、岡山市議会の平成19年度の住民訴訟の口頭弁論期日が行われました。岡山市議会の全会派を相手に、2935万円の政務調査費の返還を求めている裁判です。

 この日オンブズマン側は、@全国の政務調査費の判決例5件を分析した結果についての主張(第4弾)を提出し、A「資料購入費」の一部(新聞・政党機関紙などの購読料、住宅地図などの購入代金など)について、「調査研究とも言えるとしても、他の目的もあるから、全額を政務調査費から支出するのは違法だ」という主張を追加しました。
 この日裁判所はこの事件の「弁論を終結」(審理を終わりにする)し、次回に判決が言い渡されることになりました。判決は、5月29日(火)午後1時10分に言い渡されます。もちろん、オンブズマンの言い分が全部認められるとは限りませんが、全国の裁判所で出ている判決を見ていると、相当の判決が期待できそうです。なにしろ昨年の12月以降だけでも、徳島地裁(徳島市議会)、横浜地裁(川崎市議会)、福岡高裁(大分県議会控訴審)、青森地裁(弘前市議会)と、4件もオンブズマン勝訴の判決が出ていて、領収書分析をやった裁判は1件も負けがないのですから。

 19年度政務調査費は、平成20年5月に情報公開請求で領収書を手に入れて1年がかりで分析し、21年4月に住民監査請求をしたのが発端ですから、作業を始めてから判決まで約4年かかったわけです。いささか感無量です。

 5月29日の判決に、みなさん是非ご期待ください。


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