>みんなで「オンブズマン」<10編>
< 総会に参加して>
総会に参加して気付いたのが、前回の第1回目と比べて総会参加者がかなり減少していることだ。
そしてまた、ここ1年の会員数が1.5倍近くになっていることを考えると総会参加率は大幅に低下してるといえる。私はこれを会員の「熱意の低下」と考えている。低下の理由は会員の「活動の場」である。現在の活動は「情報開示」が中心となっているが、これに参加出来ない会員は活動の場を失うことになり、会員の存在価値が少なくなり、結果熱意の低下を引き起こしているのである。会員でありながら、この活動に参加できないことによって会から離れてしまっている者がいることは非常に残念である。
ただ、少し考えてみよう、「情報開示」だけがオンブズマンの活動ではないはずだ、開示に伴い発生した資料の整理・分析もそれに含まれるはずだ。せっかく開示した情報も整理・分析しなければただの「紙切れ」にしかならず、これを「情報」として生かすには会員の活動しかない。また、それ以外にもビラ配り、新規会員の募集、会員に対する事務連絡など会員としての活動は山ほどある。私の場合は、仕事柄コンピュータを使っての作業が得意なので、それに関する活動を行っている。インターネットを使っての市民オンブズマンおかやまのホームページの作成、会員のデータベース・DMシール・名簿の作成、総会のPOPの作成、FAX会報の作成、そして、時には重田代表のコンピュータの修理まで。(笑)
もちろん私の活動には「情報開示」は含まれていないし、それは出来ない。しかし、私の活動はオンブズマン会員としての活動であると、自他共に認めるものなのである。つまり会員として望まれていることは、「自分(会員)としてできることをする。」ことである。
(成松勇)
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うらやましい総会
昨年、漁協に係わる事案で、初めて「岡山県」という組織にぶつかる機会を得ました。(検査請求を起こしました)
「開かれた県政」とはほど遠く、非力な一県民のささやかな声は「守秘義務」という得体の知れない好都合な壁に阻まれ、真実を知らされないまま結論を見ていません。
そんな中でも、ひと昔前なら「一蹴」されたでしょうが、「組合指導の立場として職責を果たすように!」と再三申し入れをした結果、「重い腰」を上げつつはあります。組合員として、血税でもある漁業補償金の流れ、つまり「一番知りたいこと」を「あくまで組合長から答えてもらう場を設ける」といった対処にうかがえます。
中央のたび重なる不祥事の発覚も手伝って、身近な行政も一刻も早く目を覚ましてほしいものです。
この度、当事者になってますます「このままではいけない」と痛感し、「オンブズマンの声」を聞きたくて総会に臨みました。「わかりやすい言葉」と「大きな声」が印象的で、何よりも「オープンな総会」にうらやましい限りでした。「それが当たり前」と一人でも多くの声が上がることを期待しています。
(根木静子)
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民主主義とオンブズマン
オンブズマン活動に参加していると、否応なしにお役所に開示請求に行くことが多くなるのだが、お役所が「なぜ」主権者である住民に対して、役所の持つ情報を「あの手」「この手」で隠したがるのか、その辺りの事情が私にはよく理解できない。
というのも終戦後、日本国憲法成立のプロセスを解読するなら、日本の「官」のレベルでは、1945年「松本氏」を会長とする憲法問題調査委員会、民間では高野岩三郎など多くの知識人が中心となって考えた「民間草案」がある。
一方、外国からは連合軍によってSWCCー228(国務・陸・海軍三省調整委員会・スウィンクと読む)も提案されたのだが、いずれも採用されず、最終的にはダグラス・マッカーサー率いるGHQ草案よる日本国憲法草案によって、1946年11月3日に日本国憲法が公布され、翌年5月3日に施行されたわけだが、憲法の条文を考える上で一番の問題となったのは「人権」「権力」「民主主義」をどうするかという問題であった。
しかし、最終的には国民主権を明示し、主権者である国民が憲法を制定し、天皇が承認して発表され、天皇を始めとする日本国政府にこの憲法を守るように押しつけたのであるから、現在の日本国憲法の下では、天皇も日本政府、役人も主権者である国民指示に従い国民のために働き、その仕事に対しては私たちの血税で給料も払い、身分も保証しているのであろうが、どうも現在のお役人(もちろん警察も含みます)の姿は、主権者である国民には「よらしむべし、知らしむべからず」の戦前の体制で、行政を司っているような気がしてならないのだが…。
前出雲市長が講演で「行政は最大のサービス産業であり、市役所は市民のお役に立つ所であり、市長のお役に立つところであってはならない。」と話されていた。
それが正しいかどうかは別として、やはり行政は住民の立場に立ち、住民本位の仕事をすることが義務である。そうであれば、私たちの請求する情報については、個人のプライバシィーに関する事以外は全て公開にして当然だと思われるのだが…。
(赤木千秋)
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初 風 呂
レスパール藤ケ鳴で一風呂体験
強力な泡が足の付け根、背中、肩に心地よく吹き上げる。つい眠りこけそうになるのをこれらえて、次は薬湯へ。年の頃60半ばの客人が関西なまりで話し掛ける「いい湯でおますなー」「大将、湯はチト辛くおませんか」蓬や唐辛子、ドクダミの香りがつよい。風呂場は低温槽、泡風呂、薬草湯、サウナ、外風呂は滝の湯、サウナと一通り揃っている。
岡山市街から53号線、吉宗信号を左折、空港方面へ車で20分ほどのところにレスパール(岡山市菅野)がある。
当館は県の第3セクター岡山空港開発株式会社(資本金1億円、県出資3千万円)の経営で平成8年7月、ゴルフ場経営を兼ねてオープンしたが開業1年半で累積赤字3億6千万円にのぼり平成10年4月に休業となったしろもの。
その後、福山市にある感謝グループと岡山空港開発(株)とのあいだで3年間の賃貸借契約を結び(年間5百万円)民間委託として再出発した。
初期投資額40億で県の無利子貸し付け5億円、大半が銀行からの借金であります。4階建て述べ床面積約8千ヘイベ、一見豪華に見える入り口から下足箱をロックして、フロントで5百円也の入浴料金を払うとタオル1本だけ貸してくれた。脱衣所から浴室へ、の順だ。銭湯でさえ3百円の時代に低料金に驚く。内部はさすが、民間経営とあって省力化だ。店員まばら、客もまばら?地階のプールが休止のためか、子供連れの客はがっかりの様子。
1階はフロントとお土産コーナー。2階は休憩コーナーで飲食もできるがセルフサービス。3階がホテル、4階がレストランだ。ほてった体でレストランへ。メニューはピザと
スパゲッティの2種のみ。飲み物はビール、ジュース類。700円のジャンボピザをほおばりながら、ビールとゆく。窓際から空港3千メートル延長工事現場が望める。
息子2人とダベル事2時間、ANAがゆらりと着陸、30分後に直ちに離陸。温室のような窓際で長閑な雰囲気を味わった正月2日の初風呂でありました。だが、大赤字の館や空港拡張工事がなんともやるせない気がする。
トイレの壁面にポップがあった。「人生、山坂、たくさんあれど、上から見れば、ただ一本の道」、小生早速「財政山ほど赤路があれど上から見ても、色はかわらじ」。
表の外気に思わずコートの襟を立てた。
(DRAGON)
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全国横浜大会参加記
第5、第9分科会出席
県北、新庄村に生まれて70年。公金不正使用にいきどおりを感じてオンブズマンに入会して約2年。全国の動きに大いに関心を持って横浜の大会に出席させて頂きました。
人様並をはずれて愛車のハンドルを片道750Km、時間があればこその貴重な経験の一つ。
全国大会のイメージは若い女性が多く積極的に動いている事。警察問題が多い神奈川県のオンブズマンが地元で、多くの御世話を頂いたこと。
第5分科会では福岡県の会長が若い弁護士で県内全市町村に組織(オンブズマン)を創りあげている事。
第9分科会は関東の司会者で町田市の役所職員が特に発言「吾れ吾れに批判があるのは
事実だが、自分らで組織を創って全国オンブズマンの皆様と歩調を合わせていきたい」は感銘をうけました。
人生最盛期、岡山通運KKでの23年間、横浜の山下公園まわり少し南の本牧あたりの倉庫には度々いきました。横浜市中心地開洋亭に寝食を共にした2人の同志にお近づきを得たことは人生のプラスと言っていいかと思います。
1999年度岡山市民オンブズマン総会に席を連らねる皆様共々に全国民にかかわる税金の不正使用に多くの事例を知って、いきどおりを強めたい。
こんなことの少なくなるよう願い切なるものを持っています。
宇田 弘通
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全国大会初参加
1.全体の印象
・今大会は、全国の全都道府県(47)から600人以上が参加する、大会史上最大規模の集会となっただけあって、全体として小生の予想を越える会場の熱気に、深い感銘を受けました。
・とくに、ぼう大な大会資料には、まず驚かされましたが、全国の貴重な活動実績が詳細に集約されており、各地組織の活動と実行委員会のご苦労に対し、つい深い敬意を表する感慨を持ちました。
・大会の最終日に提案された「情報公開市民センタ−(仮称)」の設立は、時期を得た実践的かつ発展的提起であり、今後の設立準備活動へ向けて、物心両面にわたる幾多の困難が予想されますが、もろ手をあげて賛意を表します。
・今後ますます、市民による行政監視と情報開示請求の必要性が求められるなか、市民オンブズマン組織の全国ネットワ−ク化の重要性が、あらためて合意されたものと感じ、微力ながらこの活動に参加する意義を自ら再確認した次第です。
2.第5分科会「使っています!情報公開」
(1) <講演>『産廃処理施設の立地における情報公開と決定プロセス』
講師 福島大学行政社会学部・助教授 村山武彦氏
(要点)
・全国で紛争中の地は約300か所にものぼる
・行政サイドの情報提供が十分でないことへの対策
・事業主体(民間)が安定的に処理できるかどうか
・住民投票による住民意志の確認の重要性
・市民サイドで技術的な問題提起等も研究の要
・各種デ−タ(環境変化等)は市民(民間)で行う努力
(2) <司会者との対談形式>
フリ−ジャ−ナリスト 桜井よしこ氏
(要旨)
・社会全体を変えることが何よりも大切
・それは、有為の人々の独創性や可能性を生かせる社会へ
・行政は徹底的に隠す習性、これを打破すること
・つまり、横並びと既得権益の古い殻を打ち破る勇気
・情報公開の徹底活用を
3.第9分科会「どこの町でも市民オンブズマン」
(各地代表クラスの報告)
・福岡県−県内7つのオンブズマン
−ランキング制定委員会の活動から県内連携、情報公開条例に関し全市町村へアンケ−ト
−デ−タベ−ス化の必要性痛感
・千葉県−オンブズマン乱立傾向
−議員が多数参加、宗教団体との関係に苦慮
−議員とは利用と排除の関係が必要か
・広島県−県議会委員会の傍聴(モニタ−)の実現
−すべての会派や議員との連携
−情報公開条例につき全市町村へアンケ−ト
・山形県−議員は組織の中枢(幹部)から除く
・茨城県−議員に立候補する会員もいるが推薦はしない
・仙台市−オンブズマン名簿は完全非公開
−組織論は徹底的に展開
−議員は政治活動、オンブズマンは市民運動との認識が大切
・高知県−オンブズマン22団体
−各市町村ごとに複数のオンブズマンが必要
・茅ケ崎−議員の入会は断る
−各政党・会派へは均等に接触
−補助金交付団体の調査を
・函館市−幹部の独裁化、複数のオンブズマンが必要
・池田市−議員であるが、自分が一番情報公開している
−オンブズマンの一員であることは公表しない
・町田市−議員・職員との積極的な連携が必要
(司会者のまとめ)
・議員との関わり(政治的に利用させない)
・市民自身による監視(情報公開の観点の強化)
・マスコミの活用・協力と世論の拡大(ランキング化も)
・学者・文化人・弁護士との上手なお付き合い
・市町村の横並び意識を刺激(ランキング化)
・組織のネットワ−ク化とコンピユ−タ−の活用と推進
<私見>
全国市民オンブズマン連絡会議規約第3条の2に明記の「会員は本会を認定の党派的活動や目的に利用してはならない」の精神を尊重し、『個人の思想信条は自由なるも、本会および会員として行動するときは、不偏不党・是々非々のスタンスが必要。従って、議員の入会は認めず、会としての推薦も行わないが、各会派・議員・職員とは平等なる連携関係を不断に維持する』との観点が大切だと痛感しました。
すがのう(菅納) ただひこ(忠彦)
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運営委員になって
規制緩和が叫ばれ、ほとんど当たり前の言葉のようになり、自己責任の時代と言われるようになった昨今、自分のことは自分が管理し、また自己主張すべきところははっきりと主張することが求められていると思います。
そんな時代の中で、自分が何か出来ないかといつも考えてきたのですが、なかなか実現が難しく、また言うは易いがするのは難しく、何もできない毎日を過ごしていました。そんな時、東代表にオンブズマンへの入会を勧めていただき、まずはとにかく勉強だという気持ちで入会させていただきました。本年度までオンブズマンの活動についてすらほとんど知らず、会員でもなかった私のような者が、運営委員などという責任ある役目を全うできるのか不安で一杯、という気持であるというのが私の現在の正直な心境であります。
しかし、そんな自分にも入会以来若干の進歩というか変化があったのが、今までほとんど関心もなかった行政というものが、市民の目線から考えるとあまりにも考えさせられることが多くあるのだと言うことに気付いてきたことです。
今話題になっている下水道問題をはじめ、行政を監視するといった大層なことはできないかもしれませんが、自分が居住する町を住み易い町にするために自分が少しでも役に立てれば、また自分が本当に町の一員になれれば幸いと思っています。
会の中では、本当に若輩者でまだ何もわかりませんが、まずは少しずつ頑張っていきたいと思いますので、どうか宜しくお願いいたします。
秀岡康則
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全国市民オンブズマン大会初参加
東京大会ということで、多人数を予想したが神奈川大会より参加者減。
しかし、全体会議は他の諸大会のような紋切り型の挨拶や報告ではなくそれぞれユニークな報告をしていました。特に岡山の光成さんの報告はわかりやすく、おもしろいと好評のようでした。
韓国市民団体「参与連帯」の活動報告も好感と羨望で受け止められた。羨望というのは、日本ではこの種の運動参加者を変人視する風潮がないとはいえず、ために広がりに欠け世の中に共感が充満しているとは言い難い。それに対し、参与連帯はりっぱな事務所と専従活動家が存在する上、何よりも市民の共感が絶大なようで豊かな将来を感じさせるという意味において。
休息の後分科会。時間が2時間30分ということで、各会の成果・意見を網羅するにはほど遠い状態といえます。私見を言えば報告集及び分科会資料を1週間ほど前に参加予定者に送付し、予習ができるようにすべきだと思う。分科会のテーマのうち塩漬け土地と第3セクターは、金額的にも大きく目的・類型的にも広がりすぎて問題点を絞りきれないきらいもあります。将来どのような方向でピントを合わせていくのかこれからの調査、分析の力量が問われます。
報告集は分量もあり、ユニークな内容もある。各会の会員数・年会費・組織の状況を一瞥しても広く浅く会員を集めている会から少数精鋭まで参考になります。また、近辺の会と提携してネットワーク構築を模索している会もあり、中央集権的組織では、不可能なマトリックス、アメーバ様の融通無碍な交流連携により個々の創意工夫を共有化できるようにすべきです。
日本では、歴史的経緯から(情報公開度の低さもその1つだが)行政依存と非公式な癒着ルートがセットで文化にまで成長(?)している。個々の個人が行政に抵抗しても、行政側の各個撃破か、特別勘案の上、他言は無用となるのがほとんどのケースであろう。
行政側は相手の用意が充分でない、しつこくない、問題が大きくならないと判断すれば無視してくる。
だから、用意周到にしつこく問題を大きくすること、これをやらないといけませんね。言い換えれば行政側に情報を公開しないともっと大きな傷を負うかも知れないと思わせる必要があります。
光成さん、お奨めのソバと中華料理なかなかの味でした。懇親会で10年ほど前の知り合い2人と旧交を温めることもできました。同行の市民オンブズマン各氏に肉好きと酒嫌いを暴露する一幕もありました。最後にもう1日あれば、内容が濃くなると感じるのは私だけでしょうか。
和
田 啓 二
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私も全国大会初参加
猛暑の中、3年目にして初めて全国大会へ出席しました。
重い腰を奮い立たせての出発でしたが、行ってみると「案ずるより生むが易し」で各地で同じような問題がおき、戦い続けていました。やはり同じ行政ですものねえ。
あの手この手でうまくかわされ、ジレンマを感じながらも、私にも何かできると思いながら、来年の参加を決めました。いつもボーっとしているおばさん
新米運営委員からひとことふたこと
▼昨年の10月から、運営員に仲間入りさせていただきました。具体的にどういうことをするのか、はっきりとは知らないままに厚かましくも、委員となりました。そういう状態ですから、運営委員会に出席しても、話し合われていることをただ聞いているだけ、という有様です。でも、今改めて、「市民オンブズマンおかやま」への認識を新たにしています。私たちが選挙で選んだ、「県知事」や「市長」の行う「行政」を何の利害関係も持たないで、「市民オンブズマン」として監視していくという「なくてはならない、いやあるべき」団体として存在しているのだ、と。
2月のオンブズマンアカデミーでは「税金の大喰いー超・塩漬け土地」というテーマで分析発表が行われました。発表後の討論では、せっかく問題点がしっかり調べられたのであるから、このままで終わらせないで、市民に知らせ、解決への働きかけをして行こうではないか等、話し合われました。私としてもどうにかしたいと思わずにはおられませんでした。
さて、開示請求など県や市の方と接することが多々あるわけですが、先輩のオンブズマンの方々から、オンブズマンと役所の人たちとは敵対するものではなく、よりよい行政が行われるようにという、同じ立場にあるものであるということを、態度から教えられています。これは、とても大切なことであると肝に銘じています。
古賀るり子
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長い目で「みまもって」・・・
▼たびたび用語解説を求めないとチンプンカンプンだった運営委員会にもやっと慣れてきました。(と言うより、一気に何もかも分からなくてもいいや、とのんびり構えられるようになってきました。)ただ、「会報作り」担当という仕事を何も分からずに引き受けてしまったことへの後悔が日増しに大きくなっています。不慣れなために会員の皆さんにご迷惑をおかけすることもあるかとは思いますが、長い目で見守ってくださいますように。
この間、学校関係の公文書の請求に東代表と一緒にたびたび市役所を訪れました。教育委員会の方の応対は決して悪くはありませんし、子どもたちにとって居心地のよい学校を作りたいという願いで一致していることは双方理解できていると感じました。これはこれまで「市民オンブズマンおかやま」が築いてきた行政との信頼関係と適度の緊張関係がベースにあるからでしょう。
ただし、開示された文書(主に補助教材に関する文書)を検討すればするほど、「学校というところはいったい何なんだ」と思えてしまうのはいかんともしがたいのです。互いの信頼感のなかでこそ「批判」は建設的に受けとめられるはず。言うべきことはまだまだいっぱいあるなあ、と実感しています。
詳細は分析の途中なので、ご報告できる段階ではないのですが、まとまり次第にお知らせし、会員の皆さんのご意見をうかがいたいと考えています。
久野千恵