NPO法人市民オンブズマンおかやま
1 岡山市議会の政務活動費の支出のされ方は、平成25年度以降、相当に改善されています。
わたしたちが提訴した平成19、20年度の政務調査費についての住民訴訟の判決が、平成25年に相次いで確定しましたので、岡山市及び各会派が判決に沿って支出の見直しを行ったためと思われます。
この成果を、率直に評価したいと思います。
2 市民オンブズマンおかやまは、平成19年度以降の政務調査費について毎年住民訴訟をおこしてきました。19〜21年度分については一部の返還請求を命じる判決が確定し、22年度分は岡山地方裁判所の判決に対して岡山市側が控訴中、23〜25年度分は岡山地方裁判所で審理中です。
この間、21、22年度分の判決は、おおむね19、20年度分の判決にならいながら、部分的によりオンブズマン寄りの判断をするようになっています。
したがって、岡山市と市議会の各会派には、さらなる支出基準の見直しが求められます。
3 これらの成果をふまえて、平成26年度政務活動費の監査請求は、平成19〜22年度分訴訟の判決に照らして、@明らかに不適正なもの、A説明不足で適不適を判断できないもの、に限定して行いました。
岡山市議会の政務活動費の支出は、相当に改善したとはいえ、わたしたち一般市民から見て不適正なものがまだまだ多く残っており、また、提出されている資料が不十分なために「適正かどうかわからない」ものも多く残っています。これでは、政務活動費の使いみちを市民に説明する責任を完全に果たせているとは言えず、今後さらに改善の必要があります。
4 わたしたちは今後も、引き続き政務活動費の支出の監視を続けます。また、政務活動費の会計帳簿の提出や、HP上での公開を求めて、活動を続けます。
認定NPO法人市民オンブズマンおかやま事務所 岡山市北区奥田1丁目11番20号
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